― 富士山麓の最高のフィールドを、年間を通じて走れる時代へ ―
「走りたい時に、走れる場所がない」
日本でグラベルバイクに乗る人が増えています。しかし、首都圏エリアに住む多くのグラベルライダーが共通して抱えている悩み、それは走る場所と機会の少なさです。
欧米のように広大な未舗装路が自由に走れる環境は、日本には多くありません。林道の多くはゲートで閉鎖されており、農道には地域のルールがあります。せっかくグラベルバイクを手にしても、実際にグラベルを走る機会は限られているのが現状です。

富士グラベルのフィールドを、もっと開きたい
2025年5月、「富士グラベル supported by Panaracer」は初開催にして即日完売。参加者からは「ロケーションやコースはニセコより素晴らしい」という声もいただきました。同年12月には中上級者向けの「富士グラベルエクストラ」も開催し、150名の定員が埋まりました。そして2026年5月には「スルガ銀行 presents 富士サイクルフェスティバル」として500名規模に拡大し、グラベルライドを核とした複合型フェスティバルへと進化します。
これらのイベントを通じて、私たちは確信しました。富士山麓は、日本のグラベルの聖地になれる。
しかし、年に1〜2回の大会だけでは、「走りたい時に走れる」という環境には程遠い。普段は閉鎖されている林道の魅力を、もっと多くのライダーに、もっと頻繁に体験してもらいたい。
そこで立ち上げたのが、富士グラベルライドです。
富士グラベルライドとは
富士グラベルライドは、富士グラベルのメンバーが運営する小規模・ガイド付きのグラベルライドです。大会とは異なり、最大30名のライダーが経験豊富なガイドと一緒に、テーマを持ったライドを年間を通じて楽しむプログラムです。
富士山の南麓には、林業で発達した広大な林道ネットワークが広がっています。コンパクトで走りやすいグラベル、ガレ場の少ない穏やかな路面、そして四季折々に変わる風景。この最高のフィールドを、地域と連携の上で特別に走行許可を得て、定期的に開放します。
(!)現時点では、富士南麓の林道は規制されている路線が多いです。
富士グラベルの知名度が上がり、フィールド良さが世に広がった影響で、普段から閉鎖されている林道を無断で走行されるサイクリストが増加してしまったら、富士グラベルの持続そのものに影響を及ぼしかねません。
従って、地域とwin-winの取り組みを実績として積み上げていき、ゆくゆくはそれを踏まえて、一部だけでも、申請なしで自由に走行できるモデルコースの策定も地域と一緒に進めていければと考えておりますので、グラベルライダーの皆様には引き続きご理解とご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。

3つのエリア、すべてのレベルに対応
富士グラベルライドでは、レベルに応じた3つの走行エリアを使い分けます。
岳南エリア 初心者
富士山と新幹線を背景に、岳南地域の田園地帯や千本浜の松原を巡るフラットなコース。グラベル入門に最適なエリアです。
特に規制されているエリアではなく、普段からでも走行可能です。
大淵エリア 中級者
富士南麓の林道を中心とした本格的なグラベルコース。富士グラベル本大会のショートコース・ミドルコースのフィールドでもあります。国道469号線より南のエリアは、一面の茶畑の中を走り抜けます。
普段走行できない路線が多く含まれるため、林道使用申請を経て走行します。
愛鷹エリア 上級者
愛鷹山系の林道を使用したチャレンジングなコース。富士グラベルエクストラのフィールドに匹敵するハードなルートです。
普段走行できない路線が多く含まれるため、林道使用申請を経て走行します。

季節を走る — 2026年スケジュール
飽きが生じにくいよう、季節やテーマのバリエーションに力を入れています。毎回違うコース設計にしていますので、何度ご参加いただいてもお楽しみいただけます。
| 日付 | テーマ・エリア | 対象レベル |
|---|---|---|
| 4月25日(土) | 大淵エリア(新茶) | 中級者 上級者 |
| 6月14日(日) | 岳南エリア(水田) | 初心者 |
| 7月12日(日) | 愛鷹エリア or 試走会 | 中級者 上級者 |
| 8月23日(日) | 大淵エリア(避暑、ゴミ拾い) | 初心者 中級者 |
| 9月27日(日) | 岳南エリア(稲穂) | 初心者 |
| 10月24日(日) | 富士グラベルエクストラ試走会 | 上級者 |
| 12月20日(日) | 未定 | — |
新茶のみずみずしい香りの中を走る春。水田に映る富士山を眺めながらペダルを回す初夏。涼しい高原で夏の暑さを逃れる避暑ライド。黄金色に染まる稲穂の中を行く秋。そして12月の富士グラベルエクストラに向けた試走会。
ゴミ拾いライドは無料で開催予定です。走行環境を守ることも、このフィールドを愛するライダーとしての大切な活動です。
ガイドと走る安心感

各ライドには、富士グラベルの共同主催者であるトムやタブチンを中心として、富士グラベルの運営を支えてきたメンバー及びCyclingFriendsのガイドチームなど、経験豊富なガイドチームが同行します。
- チーフガイド: 富士グラベル事務局メンバーの責任者が先導し、全体の進行を管理
- アシスタントガイド: グループごとに配置され、サポートを担当
閉鎖林道ではグループの前後にガイドを配置し、一般道を含むエリアでは先導ガイドに7〜8名が続く方式を採用しています。初めてのグラベルでも、安心して走ることができます。
参加について
- 参加費: 5,000円/回(内容によって変動する可能性あり)
- 定員: 最大30名(ガイド4〜5名)
- エントリー: fujigravel.com よりお申し込みください
中長期ビジョン — 富士山麓をグラベルのホームに
富士グラベルライドは、単なるイベントの追加ではありません。
私たちが目指しているのは、富士山麓を中心とした年間スケジュールの確立です。富士グラベル(春)、富士サイクルフェスティバル、富士グラベルエクストラ(秋)、そして富士グラベルライド(通年)。これらが一体となって、グラベルライダーにとっての「ホームフィールド」を形成します。
グラベルコミュニティが根付く場所を作っていきたい、そのように考えております。
「競争」より「共走」、「速度」より「側道」。
富士グラベルが大切にしてきたこの精神を、年間を通じて体現する場。それが富士グラベルライドです。
富士山の麓で、お待ちしています。